深海魚の生態
深海魚の生態は超高水圧、低温、エネルギー源の乏しさといった深海の過酷条件下に適応した独特のスタイルになっています。
どうすれば個体を維持し続けられるかという課題に対して導き出した答えというのは「効率的なエネルギー貯蓄機能」でした。いかに捕食にエネルギーを浪費させず、摂り入れたエネルギーを長期間貯蓄できるかが肝なのです。サメみたいに獲物を追い回して捕食するやり方は合わないということですね。
深海魚というのは生息範囲が広い割に、個体数が非常に少ない。よって繁殖の機会も少なく個体維持の為にはこうした適応能力が必要不可欠というわけですね。