シャチの目はどこにある?白い部分じゃないの?

シャチの目についての情報をまとめています。シャチの目ってどこにあるの?白い部分は何の意味が?視力はどれくらいなの?などなどシャチの目に関して興味のある方は参考にしてください。

 

 

白い部分は?

まずシャチの顔にある白い部分が目だと思っている人は多いですが、あれは目ではありません。

 

白い部分はアイパッチといって、

 

  • 仲間同士で位置を確認したり
  • 獲物を驚かせたり
  • 獲物に進行方向を誤認させたり
  • 体を小さく見せたり
  • 目を攻撃されるのを防いだり

 

・・・などいった効果があると考えられています。シャチやパンダのように白黒はっきり分かれている体色は「分断色」といって、白い部分と黒い部分を別々のパーツに見せることで獲物を錯乱させる効果が強いのです。

 

ちなみに生まれたての個体はこのアイパッチが薄い茶色やオレンジ色を帯びています。

 

じゃあシャチの目はどこにある?

実際の目はアイパッチの下部分にあります。アイパッチが目立つのと、体表が黒いので近くで見ないと非常にわかりにくいですが、大きな目が確認できますよ。

 

普通の哺乳類と同様目を閉じることができます。

 

シャチの視力

イルカやクジラの視力はあまり良くないのですが、シャチに関しては(水中では)人間と同程度の視力は持ち合わせているようです。

 

ただどちらにせよクジラの仲間は反響定位(エコーロケーション)が使えるので、視力に依存せずとも障害物を避けたり、獲物を見つけたりすることができます。

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