海水浴場に現れやすいサメ
海の中を悠々と泳ぐサメですが、意外にもサメは浅瀬にやってきます。海水浴場でもサメの出没がニュースとなるので、皆さんも注意しましょう。
普段は沖で泳いでいるけど...
サメの多くは沖で泳いでいますが、そんなサメでもたまに海水浴場へやってきます。海外ではホホジロザメがやってきた事例もあるようですが、日本でニュースになったのは横に広がった頭が特徴的なシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)。これらは大きくても2mほどです。
サメが泳いでいるという目撃情報があった海水浴場は一定期間遊泳禁止となります。特にシュモクザメはサメには珍しく群れをつくる傾向があるので警戒されます。
地球温暖化が原因とも言われていますが、決して人間を襲うためではないようです。
サメの性格は穏やかです
サメは獰猛で怖いという印象がありますが、人間に対してはそんなことはありません。そもそもサメは獲物をとるとき以外は好んで狩りをしないし、攻撃性が高い種類も限られています。ただし、こちらが刺激することで自己防衛のためにかみついてくることはあります。
基本的には小魚を食べるシュモクザメなので「食われる」ことは無いようです。
ちなみに、サメが血のにおいをかぎ分けることはそこまで得意ではありませんし、むしろ、魚の体液をかぎ分ける力に長けています。
このように、サメは人間の生活圏内に入ってくることがありますが、海はもともと彼らのもの。上手く共生できるといいですね。