実は視力が良かった。サメの目に隠された能力

遠くの血のにおいをかぎ分けると言われるサメは、その分視力が悪いと言われることもあります。実際のところ、サメの視力はどうなっているのでしょうか?

 

 

サメの視力はそんなに悪くない?

 

良くサメの視力が悪いと言われていたのは、他の期間がその役割を補えると思われていたからです。しかし、よく調べてみるとサメの視力は他の魚類と比べても悪くないことが分かりました。サメの種類ごとに言えば、ジンベイザメのようにプランクトンを吸い込むタイプは目が悪く、アオザメのように泳いでいる魚を狩るタイプは目が良い傾向にあります。ちなみにサメは資力の他に優れた光の認識能力を持ちます。これは海の中、特に深海で獲物を見分けるためです。逆に光の常にあたる水族館では色を見分ける能力が養われるようです。ただし、その獲物が何であるかを明確に見分けるほどの視力はないので人間とエサが間違えられることは避けられません

 

視力の他にはこんな能力があります

 

そして、サメには視力以外にも優れたものを持っています。まず、嗅覚は近くであれば血のにおいをかぎ分けられます。映画のように数q先の血液までは識別できませんが、獲物を追い回すには十分です。次に聴覚とは少し違いますが、耳の近くに水圧を感じる器官があります。さらに、鼻の近くには磁場や電流を感知することのできるロレンチーニ器官を持っています。これは物陰に隠れる獲物をサーチします。 

 

 

実はサメは目がよかったのです。ちなみに、嗅覚については血液より魚の体液をかぎ分けるのに優れているようです。

<スポンサーリンク>