ダイオウイカの生態
ダイオウイカは深海生物の中では有名すぎるくらい有名な一種ですよね。今回はダイオウイカの生態について解説していきます。
ダイオウイカの生態
なんと体長は確認されているもので、最長18mにも達するといいます。世界最大の無脊椎動物ですね。
目の大きさは直径30センチあり、この大きな目でわずかな光も逃さないため暗黒の深海であっても問題なく行動できるのです。
謎の多いダイオウイカ
ダイオウイカの生態については実はよくわかっていません。有名なんですけど深海に生息しているため生きたままの発見例があまりないんですね。
主に浜辺に打ち上げられた死骸であったりするので。
ただ漂着した個体の報告は多く、アメリカやアフリカ大陸、日本にニュージーランドなど様々な地域で確認されています。
生存個体の目撃例
ダイオウイカの生きた個体の発見例というのは、とても少なくて日本の研究家が深海にしかけた仕掛けにかかったダイオウイカを引き上げたときに船上から撮影したのが世界初のようですね。
その後は小笠原の深海調査にて活発に遊泳する生きたダイオウイカの個体がカメラにおさめられました。
小型のイカ同様体色を変化させ、光を反射する黄金色の体色をしていたそうですね。
▼全長4mのダイオウイカが定置網に▼
ダイオウイカの天敵
ダイオウイカの天敵としてはマッコウクジラがいることがわかっています。打ち上げられたマッコウクジラの胃の内容からダイオウイカが出てきたり、頭部に巨大なイカの吸盤の痕跡がのこされていたり、などといった証拠から導き出された結論ですね。
深海ですから当然うまく視界はききません。なのでマッコウクジラはエコーロケーションという反響音で餌を探しているといいます。