マッコウクジラの骨格

マッコウクジラの骨格に関する情報をまとめています。

 

 

歯の骨格

マッコウクジラの骨格の特徴といえば歯があるということでしょうか。15m級もの大型のクジラで唯一歯があるのがマッコウクジラです。下顎に20~26対の円錐形の歯が並んでいます。それぞれの歯は1kgもの重さがあります。【関連記事:マッコウクジラの歯】ちなみに上顎に関しては歯が埋没しているので見えません。

 

頭部の骨格

マッコウクジラの骨格標本を見たことがある人ならわかると思いますが、頭部の部分がとても細長いですよね。上顎は一本の骨、下顎は輪を細長く引き伸ばしたような形状をしています。実際のマッコウクジラを見たら頭部はまるく肥大化しているので意外に思った人はいると思います。

 

頭部のほとんどは脳油

じつはあの肥大化した部分は骨ではなくて、そのほとんどは脳油とよばれるワックスの塊となっています。マッコウクジラといえばクジラの中で群を抜く潜水能力を持つことで知られます。そしてこの脳油は潜水の際に「錘」となる重要な役割を果たしているのです。

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