クジラが潮を吹く理由

潮吹きというのはクジラを象徴するともいえる行動ですよね。でもあれって何故、どういった理由であんなことをしているのでしょうか。

 

 

クジラの潮吹き

クジラの潮吹きというのはいわゆる呼吸のことです。クジラというのは水中に住む生物ですが、肺呼吸を行うれっきとした哺乳類です。【関連記事:クジラは哺乳類?魚類?

 

陸上の哺乳類と比較して息継ぎが必要になるまでの時間がケタ違いに長いだけであり、定期的に頭頂部にある噴気孔を水面近くに出し酸素供給しないと生きていけないのは同じなのです。

 

ちなみに噴気孔の数はハクジラ類には1個、ヒゲクジラ類には2個あります。

 

呼吸のため噴気孔は開閉ができるようになっていて、息継ぎ以外の水中にいる間は噴気孔を閉じて水の侵入を防いでいます。

 

潮吹きができないとどうなる?

潮吹き=呼吸なわけですからそれができないと当然死んでしまいます。頭がいいシャチなんかはクジラを標的とする場合、息継ぎを妨害して溺れさせるなんて方法をとることもあるそうです。残忍に思えますがシャチにとっては下手に攻撃するよりも、被害と労力を最小限に抑える攻撃方法でもあるようです。

 

息継ぎは何時間おき?

クジラの種にもよりますが、長いものだと1時間以上呼吸をせずに泳ぎ続けることができます。餌をとるために深度1000mまで潜っていくマッコウクジラなんかはそれくらいの潜水は可能です。

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