シロナガスクジラの生息地

シロナガスクジラの生息地に関する情報をまとめています。

 

 

シロナガスクジラの生息地

シロナガスクジラは全海域に生息しており、どこか特定の地域に定住しているわけではありません。回遊を行っており、夏はオキアミ豊富な北極海や南極海、冬には繁殖のために熱帯や亜熱帯に姿を現します。

 

マッコウクジラほどではないものの、潜水能力もそれなりで500m程度は潜れます。シロナガスクジラの発見が困難なのは基本的に水中深く潜っているからんですね。

 

日本でもかつて四国沖で発見されていたそうですが、乱獲の影響からか現在は見られなくなったそうです。

 

オキアミの生息地域

シロナガスクジラは1日に4tものオキアミを食べます。ということはオキアミがいるところにシロナガスクジラも出現する可能性が高いということになりますね。

 

オキアミはエビに非常によく似た生物で、外洋の表層から中深層を遊泳して生活しています。幼生のときはやや表層で、成熟するにつれて深いところに移動する傾向があります。

 

オキアミはプランクトンを主食としており、プランクトンが大量発生する南極海に豊富に生息しています。

 

南極に分布するオキアミを「ナンキョクオキアミ」といいます。南極の生態系のキーストーン種といわれています。キーストーン種というのは生態系へ大きな影響を与える生物種のことですね。

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