ザトウクジラの生態
ザトウクジラの生態情報をまとめています。
ザトウクジラとは
ザトウクジラというのはクジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科のヒゲクジラの一種です。ヒゲがあり歯がないクジラですね。テレビなどで紹介されることも多く、クジラのイメージ図として用いられることも多いのでクジラといえばザトウクジラを思い浮かべる人は多いと思います。
大きさ
標準的な大きさの場合体長は11~16mほどで、体重は30tほどです。稀に19mを超える大型種のものもいます。
見た目の特徴
上下の顎がフジツボに覆われており、ぼつぼつと隆起しているのが特徴です。また全長の3分の1の長さにもなる胸ビレを持っています。喉にある畝(うね)は12〜36本と個体によって違います。
遊泳・潜水能力
泳ぐ速さは25km/h 。潜水能力は身体が小さい時期は5分、大きくなれば45分は息継ぎなしで潜水することができます。
生活・習性
地域ごとに集団を形成して生活します。しかし違う集団同士で交流することはありません。またザトウクジラは歌を歌うクジラとして有名で、1曲数分から30分もの歌を何曲も繰り返し歌います。
ブリーチング
クジラが海面と跳んでザパーン!となる映像を見たことのある人は多いと思います。クジラのその行動はブリーチングと呼ばれておりザトウクジラもブリーチングを行います。ただ何故ブリーチングを行うのかは明らかになっていません。(寄生虫を落とすため、天敵への威嚇、遊びなど諸説あり)
食性
ザトウクジラの主食はオキアミ、ニシン、サバ、カラフトシシャモなどです。「バブルネットフィーディング」と呼ばれる連携を用いて小魚の群れを捕食することで有名です。海水ごと吸引し、ヒゲ板にひっかかったものを飲み込みます。