チョウチンアンコウの生態
深海魚のイメージキャラクター的なチョウチンアンコウですが、その生態は一体どんなものなのでしょうか。
チョウチンアンコウの生息地
チョウチンアンコウの生息地は大西洋の深海に多く分布しています。垂直分布は深海の中層がメインといわれていて、漁業の網にかかることが多いです。
数は多くないものの太平洋やインド洋にも生息しており、非常に広範囲に分布する深海魚です。大型の個体ほど網にかかりやすく、浜辺に打ちあげられやすいです。
チョウチンアンコウの生態
形態は非常に丸身を帯びており、機動性には優れません。体表は鱗ではなくて小さないぼいぼで覆われており、まるで金魚のピンポンパールのようです。
ご存じチョウチンアンコウはおでこから伸びた発光器によって獲物をおびきよせ捕食する狩りのやり方をとっています。擬餌をぶらぶらさせてそれを餌だと勘違いし近寄ってきた所をバクンというわけですね。恐いですね〜。
▼暗闇で光る発光器は美しさを感じます▼
チョウチンアンコウの雄は小さい
チョウチンアンコウの雄は雌よりもはるかに小さいです。メスは40センチ近くに達するのにたいし、オスは5センチほど。チョウチンアンコウの繁殖活動は特異的で、雄が雌に一体化することにより成立します。