マッコウクジラの寿命
マッコウクジラの寿命に関する情報をまとめています。また寿命と体の大きさの関係に関するお話なんかもしています。
マッコウクジラの寿命
マッコウクジラの寿命は約70年といわれています。クジラは基本的に大型種ほど長寿であり、ハクジラだけでなく歯のある動物の中で最大といわれるマッコウクジラはやはりかなり長生きです。(ちなみにイルカは20~30年程度)
もちろんこれは人間やシャチといった天敵に狙われず天寿を全うした場合ですので、実際には子供のうちに天敵に食べられたり、捕鯨で捕まったりして短命で終わるケースも多いです。
体の大きさと寿命の関係
上で大型種ほど寿命が長いと書いたのですが、身体の大きさと寿命の長さの相関関係を示す研究発表などがあるわけでもなさそうです。動物というのは体が大きいから寿命が長いのではなくて1分あたりの心拍数によって左右されるという説があります。
寿命は心拍数に反比例することがわかっており、1分間の心拍数が早い動物ほど寿命が短いということになります。
ネズミやハムスターなどの小動物の心拍数ってかなり早いです。そして実際寿命も数年と短い。
そして心拍数というのは心臓の大きさが大きいほど遅く、小さいほど早い。体が大きい動物は大抵心臓も大きいですから長生きになるのだと思います。
体が大きいということはそれだけ全身に血液を送るのに強い力が必要になりますから心臓も大きくなります。ましてやクジラほどの大きさになると相当強い力が必要です。
だからクジラの心臓は大きくなり、心拍数が遅くなり、寿命が長くなるのではないでしょうか。