マッコウクジラの生態

マッコウクジラの生態情報をまとめています。

 

 

マッコウクジラとは

マッコウクジラ(英語名 sperm whale)とは偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ属に分類されるクジラ類です。ハクジラ類の一種であり、ハクジラ類の中で最大です。歯のある動物の中でも世界最大とされています。

 

漢字表記

マッコウクジラというのは和名です。漢字表記は「抹香鯨」となっています。これはマッコウクジラから抹香に似た香りを持つ香料が採れることからつけられた名前です。この香料は古代からアラビア商人が取り扱い珍重されてきたそうです。

 

大きさ

マッコウクジラはクジラ類の中で最も大きな性差があることで知られています。雄の体長が約16~18mなのに対して雌の体長は約12〜14m、雄の体重が50tなのに対し、メスの体重は25tほどとなっています。

 

噴気孔

クジラの仲間の例にもれず呼吸をするための噴気孔があります。頭部の正面にありますから、潮吹きは前方に向かってすることになります。多くのクジラは上方向ですのでクジラにしては珍しいタイプです。

 

食事

マッコウクジラの食糧の90%以上はイカ類といわれています。驚異的なのはその食事量。年間で9千万トン〜2億トンと推定されており、それだけのイカがマッコウクジラの数だけ食べられてるってすごいですよね。ただマッコウクジラが食べるのはダイオウイカやクラゲイカといった人間の食用には向いていないものなので、マッコウクジラによる漁業被害などはありません。

 

繁殖

有性生殖後、12か月ほどの妊娠期間を経て出産をします。出生率が低くて成熟も遅いのがマッコウの特徴です。

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