エイとサメの違い

サメはクジラやイルカのような体をしていますが、魚類です。でも、他の魚に比べれば見た目が違います。サメは何の仲間なのでしょうか?

 

 

サメはエイの仲間と言えます

サメは軟骨魚網・板鰓亜綱に分類されます。ここに分類されるのはサメとエイなので、サメはエイの仲間と言えます。もとは一つのグループだったのですが、サメからエイが分化する形でサメ亜目とエイ亜目に分かれたようです。その歴史は意外に古く、4億年前にはすでにサメがいたと言われています。

 

どちらも軟骨魚類なので体の骨が軟骨でできています、そのため体が弱く、衝撃が内臓に伝わりやすい特徴を持ちます。さらに、これらの生物は浮き袋を持たないことでも知られています。その代わり肝臓が大きく、たっぷりの油が含まれることで浮き沈みができるのです。特にサメの油は肝油として利用されています。

 

サメとエイはこのように違います

サメとエイの違いと言えばその形です。サメは水の中をすいすいと泳ぐため紡錘形になっており、発達したひれでバランスを取っています。

 

対してエイは海底を好むため杼たべったい見た目をしています。中には、遊泳生活をする者もいますが、基本的には海底と同化し、ひっそりとエサを待ち構えています。

 

サメとエイの一番の違いはえらのある場所です。サメは体の横にあるのに対し、エイはお腹の面にあります。

 

 

ところが、サメの中にも底生生活を好む種類がいて、特にカスザメはエイなのかサメなのか分かりづらいです。ただ、サメと言えるのはしっぽが存在することから識別できます。

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