サメの歯の種類と特徴
鋭くギザギザになった歯。サメに咬まれたら腕や足がちぎられてしまうのもうなずけます。しかし、貴方がイメージしている以外にもサメの歯にはバリエーションがあること、ご存知ですか?
歯医者要らず?サメの歯は無限に生えてくる
なんと、サメの歯は抜けたそばから生えてきます。むしろどうせ生えてくるので抜けやすくなっています。ものを食べるために大切な歯は人間だって失うわけにはいきません。そう考えると、サメはとてもうらやましいですね。
ホホジロザメの代名詞、三角にとがった歯
まずはホホジロザメのように三角にとがった歯。ひとつひとつが大きくて、しかも歯の周りには細かいギザギザがついています、これによってのこぎりのように獲物を切り裂きます。これが、サメと言えばイメージする歯ですね。
加えた獲物を逃がさない、小さなとげ状の歯
しかし、他にも歯の種類があります。まずは、小さなとげのような歯がたくさん生えている形です。ただたくさん並んでいるだけでなく、前後にも列となっています。これを歯列と言います。このような歯は、魚に食い込ませ逃さないために在ります。サメは臼歯がないので基本的に獲物は丸のみです。
プランクトンを丸呑み、引っかけるための歯
そして、プランクトンを食べるための歯はもっと細かく小さいです。このような歯を持つのはジンベイザメが有名です。ヒゲクジラに似たメカニズムです。
サメの歯にはこのようなバリエーションがあります、このほかには貝殻を割るために進化した歯もあるようです。